専業主婦(夫)について

母が専業主婦で、つねづね幼稚だなと思います(家の中でわがまま放題であるとか、子供の将来に口を出すにしても想定が甘すぎるとか)。

母が専業主婦になったのは、祖父が横暴だったため早く実家を出たかったという事情や、健康上の問題があるようです。

当時は、今よりもインターネットへのアクセスが悪く、男女同権の意識も低そうですから、進路について祖父の言いなりになってしまったのは仕方のない部分もあるのだろうなと思います。企業内部での女性の立場も難しかったのだろうと思います。

母は、ママ友付き合いや家事、子供やペットの世話など、主婦としての仕事は最低限立派にこなしています。しかし、詳述しませんが人としては幼稚だと思います。最近特にそう思います。

 

それはさておき。

専業主婦についてちょっと検索すると、「専業主婦 世間ズレ」「浮世離れ」といったサジェストが目に入りました。実際、何十年も子育てや家事、せいぜいパートくらいしかすることがない生活が続くと、学生や社会人のように勉強しなければならない理由もないため、社会に疎くなる部分はあると思います。

それを思うと、専業主婦にはあまりなりたくないなあと思ってしまいます。

他方で、子供が心身ともに健康に育つためには、共働きよりもどちらかが専業主婦(夫)のほうがいいのだろうなと思います。共働きだと、余裕をもって家事をこなすことが難しく、子供の行事に割く時間・心の余裕ができないだろうと思うからです。

 

そうだとすると、専業主婦(夫)は人類が存続していくために必ず生じる犠牲のような存在なのかな、などと考えました。

難しい問題だと思います。望んで主婦(夫)になる人もいます。主婦(夫)の立場で学生や社会人と同じように勉強しろというのも、無理がある気がします。

専業主婦(夫)が、必然的に世間に疎くなってしまうものだとしても、主婦(夫)を一方的に批判すべきではないと思います。また、多くの人が、やむを得ない事情によってではなく、主体的に主婦(夫)になること又はならないことを選択できるといいな、と思います。