ここ最近(脈絡なし)

難易度が高そうでおっくうだった賃貸契約・引越しの手続ですが、意外と平気でした。でも、身近な人に手伝ってもらうことができなかったら結構厳しかったと思います。

 

最近、銚子や熊谷に行きました。楽しかったです。

銚子では、銚子電鉄に乗ったり、港を歩いたりしました。銚子電鉄は全線単線で、上りと下りで駅のホームが分かれていないため、戸惑いました。切符も、車両を巡回してくる駅員さんに見せる形で、レトロだなと思いました。駅では車両の写真を撮っている人達がたくさんいて、私も撮りました。

熊谷は、JR上野新宿ライン(高崎線)で行きました。

乗車時、高崎行の列車のはずなのに籠原行と表示されていて疑問に思ったのですが、籠原行きと表示されている車両は籠原駅で切り離すらしいです。山が見えて空気が綺麗な感じがしました。

 

旅行は好きで、見知らぬ土地をぶらぶら歩くのも好きなのですが、観光地や名産品には疎いことが多いです。

地元愛というものについて、少し気になっています。

地元愛は、観光地や名産品から生まれるのでしょうか?それとも、その土地で生まれ育ったという事実、漠然とした愛着やなつかしさから生まれるのでしょうか?

地元愛がある人の前でその土地を褒めるとき、観光地や名産品ばかり言及していては、「表面的」だと思われないか不安です(観光地や名産品に疎いと書いたばかりですが)。とはいえ、うかつなことを言うと、「そこまで知らないくせに」と思われないか不安です。そこまで不寛容ではないと思っていいのでしょうか。

考えてみると、自分の出身地の観光地や名産品にも疎いような気がします。

まあ、いろいろ知っておいて損はないはずなので、その時々で地域の特色を学んでいきたいと思います。

 

最近、言葉の歯切れが悪い気がします。

過度に簡潔に言おうとしているからかもしれません。思った通りに言おうとしすぎているのかもしれません。もしくは、いろいろなことに配慮するようになったからかもしれません。

 

最後に、はてなブログ今週のお題「小さい春見つけた」に乗っかってみます。

うーん、思いつくのは荒川の河川敷の一面の菜の花や、ヒヨドリが地面をつついている姿、引越しのトラックなんかですね。子供のころは新学期が憂鬱だったなあ……

映画感想④(ホラー映画編)

「IT それが見えたら終わり」

ペニーワイズは、異形のモンスターなので現実味のある怖さではなかった。

ペニーワイズに立ち向かうことで少年少女が仲を深め、自立への一歩を踏み出す青春映画だと感じた。登場人物や小さな田舎町という舞台が「スタンド・バイ・ミー」と似ている。同じスティーブン・キング原作と知り、腑に落ちた。

撮影風景や制作の裏側などを収録した特典映像も面白かった。

 

アザーズ

オチを知っていたので怖くはなかった。幽霊よりも、子供の光アレルギーや幽霊騒ぎでヒステリックになっている母親を見るのがしんどかった。

母親は信仰心が強いあまり、幽霊の存在を信じられなかったようで少しかわいそうな気もした。最後のシーンはしんみりした。

大きくて古いお屋敷には住みたくないなと思った。

 

「シャイニング」

雪に閉ざされた山頂のだだっ広いホテルを家族で貸し切りという状況。狂気に染まった父親から逃げられない状況が怖かった。

原作は結末が違うらしい。確かに冒頭意味深に示唆されたシャイニング(超能力)が役に立つ場面があんまりなかったなと思った。タイトルにもなってるのに。

 

エスター」

外面のいいサイコパスの子供が、ある相手にはなついて懐柔し、ある相手は恐怖で支配して、敵(母親)を追い詰めて孤立させ、家族関係を破壊する様がめちゃ怖かった。

カウンセラーが頼りにならないシーン、悔しい。

エスターは身体の成長が止まっているため、大人の恋愛ができないというフラストレーションがあったり、他の女から男を寝取ることで優越感を感じたいのだという分析に納得した(レビューも参照)。

 

総じて、幽霊や怪物よりも、誰もが心の奥底にしまいこんでいる何らかの後ろめたさを突くことで、精神的に追い詰めていく種類の恐怖が怖いと思った(シャイニングの父親:子供に暴力をふるったことがある・エスターの母親:アル中・エスターの父親:浮気したことがある)。

上野散策

上野に行きました。

上野に行く前に、お守りを返納するために湯島天神に行きました。谷保天満宮亀戸天神大宰府天満宮など、学業成就や合格祈願のお守りが大量にあったので、処分しなければとずっと思っていたのでした。

湯島天神は、受験シーズンで混んでいました。小学生くらいの集団もいて、そんなに小さい頃から頑張らなくてもいいのにな…と思いました。

古札納所は、橋(?)の下をくぐった向こう側にありました。お賽銭箱もついていました。私と同様お守りを返納しにきた人たちが結構いて、返納する際に手をあわせて拝んでいたので、私も拝みました。

敷地内に奇縁氷人石という石があります。氷人とは仲人、男女の縁をとりもつ人、という意味らしいです。縦に細長い石で、この石に迷子の名前や特徴を書いた紙を貼ることで、迷子を捜していたようです。

牛の像もありました。二体あるらしいですが、一体しか見つけられませんでした。菅原道真と牛と梅はセットのようです。頭をなでている人が多そうでしたが、自分の身体の悪いところをなでるとよくなるらしいので、どこをなでてもよさそうです。

お守りを返納したので新しいお守りを買おうかなと思いましたが、お守り売場は大混雑だったのでやめました。

人が多すぎて(^^;)という感じでした。以前母に連れられてきた時も、混んでいて疲れてしまっていたような気がします。

 

湯島天神を出て、上野の方に歩きます。

なぜか家族から上野大仏のお守りも託されてきており、仏教系のお守りを神社に返納するわけにはいかないので、直接上野大仏に行かなければならないのでした。

不忍池が見えてきたあたりで、文京区と台東区の境目の標識がありました。

上野大仏にたどり着く前に、五條天神社寛永寺の清水観音堂といった神社仏閣が目に入りましたが、キリがないので素通りします。

上野大仏は、奥の日陰になっている丘にありました。上野大仏はその顔だけが敷地の端に安置されています。関東大震災で顔と身体がバラバラになり、保管されていた身体部分も第二次大戦で持ち出されてしまったため、顔だけが現存しているらしいです。

敷地の中央には薬師如来を安置したパゴダがあり、大きく梵字など書かれていて、なんとなくエキゾチックな雰囲気でした。

 

さて、国立科学博物館の和食展や都響(都民交響楽団)の演奏会に行くか迷っていたのですが、結局両方行きました。

和食展は、一般の入場料2000円です。案外混雑していました。

水、海藻やきのこ、大根、海産物の展示や、出汁、歴史や郷土料に着目した展示がありました。卑弥呼や昔の偉人の食卓を再現したコーナーが人気のようで、人の流れが詰まっていました。

正直、ふーんという感じですたすた流しながら見てしまいました…

美術品なら、本物からしか得られない何かがあるわけで、美術館に直接足を運ぶのもわかるんですが、和食についてまとめた展示… 和食について知りたいなら自分で図鑑とか見ればよくないですか?みなさん楽しそうに展示を見てましたが、本当にそんなに興味あるんですか?と思ってしまいました。それっぽくまとめただけに見えてしまって、どう見ればいいのかよくわからなかったです。

「科学」博物館だからか、美術館とは違った感覚で不思議でした。

地球館の常設展も見ました。個人使用にとどまる写真ならOKですし、無料とは思えないほど豪華でした。系統広場できのこの部分をじっくり見るのが楽しかったです。

頭が疲れるので、1Fだけにしておきました。

 

中央の竹の台広場では三陸マルシェが開催されていました。この広場は、中央で何かイベントをやっていても横の道は空いていて、通行しやすいのがいいですね。

 

都響まで、国立西洋美術館の庭にあるロダンの彫刻などを見て時間を潰しました。

地獄の門」、「カレーの市民」、「考える人(拡大作)」といった作品がありました。「カレーの市民」についてWikipediaを見て、表現されている状況の重さが印象に残りました。

 

都響の演目は、

1.シューマン 序曲、スケルツォとフィナーレ 作品52

2.ベートーヴェン 交響曲第9番ニ短調「合唱付」 作品125

で、指揮は石川征太郎さんでした。

クラシック音楽よくわからない人間なのですが、まあまあ楽しめたかなと思います。

私は、どちらかというとシューマンの方が聞きやすかったです。第9は、第3楽章で眠くなってしまいました。第1楽章、第2楽章は暗いのに、第4楽章で急に人が変わったように明るく単純な旋律になるのはなんでなんでしょうか(不勉強で…)。100人くらいの合唱団と4人の独唱という豪華な構成でしたが、こういった声楽の構成は場合によって変わるんでしょうか。独唱の影が薄いように思えて少し残念でした。

割と前の方の席だったので、今どの楽器が演奏しているかなどわかりやすくてよかったです。

パンフレットにいろいろな演奏会のチラシが挟まっていたので、気が向いたら応募してみようと思います。

 

帰りに、JR上野駅ecuteを少し回りました。

上野は、いろいろな神社仏閣や博物館、美術館、公園などぎゅっと集中して存在していて、なかなか回り切れないですね。今回は、入ったことのない施設にも入れてよかったです。

映画感想③

10月から12月にかけて観た映画

ジョン・ウィック

スタイリッシュなアクション映画

主演のキアヌ・リーブスが、顔立ちからしていい人そうで全然殺し屋っぽくないな…と思いながら観ていた記憶

ジョン・ウィックの家が広くてオシャレ

 

フォレスト・ガンプ/一期一会」

ヒロインの女の子は、幼少期にトラウマがあって情緒不安定なんだろうけど、さすがにフォレスト・ガンプを振り回しすぎだと思った。

車いすの元軍人と、エビ漁をして会社をおこすあたりの場面が好き

フォレスト・ガンプが鈍感で悪意がないので、見ていて嫌な意味でヒヤヒヤするシーンがほぼなくてよかった。

さすがに走ってアメリカ大陸横断は無理があると思った

 

グリーンマイル

めちゃくちゃ重い

クズのボンボンの看守が、ネズミを飼ってた囚人の執行の際に工作をしてひどいことになる場面。飛ばしたりぼかしたりせずにそのまま描写されていて、作品の覚悟を感じた。

主人公が、治療の能力をもつ黒人の囚人に、知人の妻の脳腫瘍を治させようとするのは、いろいろとハイリスクだしエゴなんじゃないかと感じた。

主人公とネズミが黒人の囚人から力(?)をもらって長生きしている、という部分は必要なんだろうか…と思った。

話の筋は通っているし、死刑執行という重い場面を扱う覚悟の決まった映画で、つらいシーンもあるけれど観てよかったと思った。

死刑執行に関係者が立ち会う制度、怖い

 

スタンド・バイ・ミー

喧嘩したりからかったり、乱暴だったり、わかんないけどこの年頃の少年たちの関係性ってこんな感じなんだろうな…と思った。

主人公の親友(のちに弁護士になった人)が凛々しい。

 

マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」

労働組合ストライキ、暴力的なデモ、テロ、フォークランド戦争、冷戦終結などいろいろあった時代だったんだなと思った。

老いたサッチャーがずっとできずにいた夫の遺品整理と、自身の政治における「苦渋の決断」の積み重ねが過去のものになっていく、忘れられていくという事実を受け入れる難しさが重ねられているのかな、と思った。

男性社会の中の女性として、テロに屈せず、時には軍事的な決断もして戦ってこれた強さをすごく感じた。

サッチャーに首相を目指すことを勧めたエアリー・ニーブらの役割の重要さ。40年以上前にイギリスやインドで初の女性首相が誕生しているのに、日本では…と思った。

うつや適応障害で退職する場合の社会保険関連の手続き(労災以外)

【1】失業手当(雇用保険

失業手当を申請します。

失業手当は、正確には雇用保険法上の求職者給付のうちの基本手当です。

離職の日以前2年間に被保険者期間が通算して12か月以上であったときに支給されます(倒産・解雇等による離職や、特定理由離職者については、離職の日以前1年間の被保険者期間が通算して6か月以上である場合にも、基本手当が支給されます)。被保険者期間は、原則として、被保険者として雇用された期間を、資格喪失日の前日からさかのぼって一か月ごとに区切っていき、このように区切られた一か月の期間に賃金支払基礎日数が11日以上ある場合に、その一か月の期間を被保険者期間の一か月として計算します。

基本手当の日額は、その受給資格者について算定された賃金日額に、50%~80%の範囲の給付率を乗じて算定されます。賃金日額は、基本的に、算定対象期間において被保険者機関として計算された最後の6か月間に支払われた賃金の総額を180で除して得た数とされています。

一般の受給資格者の所定給付日数は、算定基礎期間により、90日~150日の範囲で定められています。特定受給資格者(倒産・解雇等離職者である受給資格者)や、就職困難者の所定給付日数は、一般の受給資格者よりも最長期間が長く設定されています。

経済情勢や受給資格者の状況等により、所定給付日数を超えて基本手当を給付する制度として、延長給付の制度があります。延長給付には、訓練延長給付、個別延長給付、広域延長給付、全国延長給付、地域延長給付があります。

基本手当の支給を受けるためには、離職後、まず管轄の公共職業安定所ハローワーク)に出頭し、求職の申込みをしたうえ、離職票を提出して受給資格の決定を受けます。受給資格の決定を受けた受給資格者は、指定された失業の認定日に管轄の公共職業安定所に出頭し、失業の認定を受けることで、失業の認定を受けた日分の基本手当を受給することができます。失業の認定は、求職の申込みを受けた公共職業安定所において、受給資格者が解職後最初に出頭した日から起算して4週間に1回ずつ直前の28日の各日において行うものとする、とされています。

受給資格決定日から失業の状態にあった日が通算して7日間経過するまでは、基本手当の支給を受けることができません(待期)。また、解職理由による給付制限により、正当な理由のない自己都合退職等の場合、待機期間の満了後1か月以上3か月以内の間で公共職業安定所長の定める期間は、失業手当が支給されません。

 

【2】傷病手当(健康保険)

傷病手当を申請します。

被保険者が療養のため、労務に服することができないときは、その労務に服することができなくなった日から起算して3日を経過した日から支給されます。

支給額は、1日につき、傷病手当金の支給を始める日の属する月以前の、直近の継続した12か月の各月の標準報酬月額を平均した額の30分の1に相当する額の3分の2に相当する額になります。

同一の疾病又は負傷を原因として障害年金や傷害手当(厚生年金保険)の支給を受けることができるときは、併給調整の仕組みがあるため注意が必要です。

支給期間は、支給開始日から通算して1年6か月とされています。

受給手続としては、傷病手当金支給申請書に、医師又は歯科医師の意見書、及び事業主の証明書を添付して保険者に提出することになります。

 

【3】健康保険

退職する会社に健康保険証を返却し、健康保険資格喪失証明書を受け取ります。その後、新たな健康保険に加入します。

退職後の健康保険には、健康保険任意継続、国民健康保険、家族の健康保険の被被用者になる、の3つの選択肢があります。任意継続と国民健康保険への加入申出には、期間制限が設けられているので注意が必要です。

 

【4】年金

厚生年金保険の被保険者の資格を喪失するため、国民年金の第1号被保険者の加入の手続が必要になります。

 

【5】税金

年末までに再就職しなかった場合、所得税の確定申告が必要となります。

住民税は、退職した月により一括徴収されるか、自身で納付するか異なります。住民税は前年の所得に基づき計算されるため、注意が必要です。

 

※参照:TAC出版『2022年度版 みんなが欲しかった! 社労士の教科書』

ここ数日

お店探しを頑張ってる。

人と会食する予定が私にしては多い。会食に参加すること自体には慣れてきて、それなりに楽しいときもある。たくさん会食予定がある人は交友関係が広そうで羨ましい。

会食の会話はサシの会話とは違うので、なんでもかんでも口に出すわけはにいかないし、話すタイミングを探るのが難しくてピリピリする。会話内容についていけないときは、みんな張り合って背伸びしてるだけなんじゃないかなんて考えてしまう。

 

映画やアニメ、新聞やYouTubeを見たりして、新しい情報を仕入れるのにも飽きてきた。そういうもの全般について「なんとなくわかった」感があるのかもしれない。そもそも中高年になったら脳が疲れてみんなそんな感じになるだろうから、私の現状もその前倒しみたいなものか。

とはいえ、何を頑張ればいいのかわからなくなってしまって困る。いったん哲学や文学のような抽象的・情緒的ですぐ何かの役に立つわけではない活動を挟めば、また具体的な情報を仕入れてもいい気分になってくるかな。

 

昨日ヒトカラをしたけど、そこまで楽しくなかった。数年前は楽しかった。ヒトカラや音楽に慣れてなかったからなのか、演劇をしていたから感情が出やすかったのか。

こうして気分転換の手段がなくなりそうになるのはなぜなのか。

そういえば、口ずさむ風の歌い方と歌がうまい風の歌い方って全然違う。それと同じことが、ツイートや口頭での会話ときっちりした文章との間にもいえる気がした(今)

 

脳が疲れてる感じがする。気持ちを新たに「よし頑張ろう!」って感じにならない。11月後半がいろいろ立て込んで忙しかったり、親とまたもめたりしたからかな。

個人的に心の支えにしていた人との会食も、なんとなくがっかりすることがあった。私の自己開示が少なすぎるのが悪いのか。自己開示の少なさ。口頭では少なくなってしまうとか、とろいのでタイミングを逃してしまうとか、留保はつけられるけれども。

自己開示なんかして何になるんだろう。

 

めんどくさがりで前向きな気持ちがないのに、外できちんと振舞っている自分を見ると案外まともだったりして、その時は頑張ろうという気持ちになる。家に帰ると……

数年前はできなかったことができるようになった。会話とか、人間関係とか、やることをやるとか、早寝早起きとか。当分それ以上のことを望む気になれないのかも。

友人には自分の無気力・虚しさをうつしたくない。

 

家族が嫌いだという感情は単なる執着なのだろうか。同居しているから、毎日顔を合わせるたびに不愉快な出来事を思い出す。それが執着になってしまうのも仕方ないんじゃないか。私がこれだけ嫌っているのだから、向こうからも嫌ってほしい。そういう双方向性がないのが、この家族の一番嫌いなところ。

私と同じ目にあってほしい。同じ気持ちになってほしい。

 

最近少し大きな出来事があったけれど、大きな出来事があると記憶飛ぶのって普通なのかも。視点が変わるともいえる。

映画感想②

ゴッドファーザー

・音楽や題材といい、ストーリーよりも雰囲気を重視している映画かなと思った。敵対勢力の顔と名前が一致しない。背景事情の説明が少ない。

・全体的に女性の立場が弱いと思った。生き死にの世界から女性を隔離しようとするマフィアの男と、そういった扱いを受け入れる女、という構図かも。

マイケルは、父の仇を討った後、アメリカにいる彼女を放置して、逃亡先のイタリアの村でアポロニアという別の女性と結婚するも、アポロニアは車ごと爆破されて死んでしまう。そして結局、アメリカに残してきた彼女に求婚する、という展開など。

最後、妻の目の前で扉が閉められるシーンも印象的

・車と服装が古い。

・有名な音楽は、映画を見ると一層もの悲しくて良いと思った。

・ドンの息子のうち、もともとマフィアの世界に入っていた長男も次男も殺されてしまい、唯一カタギだった三男のマイケルが組を継ぐことになる。

当初はマフィアのやり方に抵抗がありそうだったのに、父親の仇を討つ場面ではきちんと殺人を遂行し、その後、マフィア同士の戦争状態やイタリアの村での経験を経て、組のドンとして生きる覚悟がかたまっていく(頭角を現す?)マイケルの成長が描かれている。

 

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

・詐欺は、相手に財産的損害を与えるだけでなく、信じてくれた人の名誉を汚すから罪なのだと思った。

・主人公サイドのウソがいつばれるか、とひやひやする展開が苦手なのでいまいち楽しめなかった。

・主人公が詐欺に至った心理や、両親の問題点の描写がいまいち詳しくないが、

思春期に、父親の経済的没落や離婚を目の当たりにして傷ついたとしても、自分が詐欺的手段で財をなして励まそう、とは普通思わないと思う。詐欺の大胆さよりも、主人公の精神的未熟さや、自暴自棄な感じが察されてきつかった。

両親ともに、もっと主人公のことを気にかけてほしいと思う。双方自分の生活のことしか気にかけていない。主人公が詐欺をしているかもしれないと知った段階で、そんなことはやめるよう厳しく言うべきだったと思った。

 

ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」

・第二次大戦の開戦から終幕まで描いているのかと思ったら、チャーチルの首相就任からダンケルクの奇跡までだけだった。

チャーチルと政敵の駆け引きや、イギリス王との関係の変化、チャーチルの首相としての決断の難しさなどに焦点があてられており、戦場の描写は少なかった。

決断をする政治家も苦しいだろうが、戦場の兵士が一番苦しいだろうということは忘れないでいたいと思った。

・徹底抗戦か、妥協の余地を探るかという対立軸は、現在のウクライナ戦争も彷彿とさせる。

チャーチルの人物像をよく知らなかったが、今後歴史を勉強する際にイメージしやすくなったと思うのでよかった。