上野散策

上野に行きました。

上野に行く前に、お守りを返納するために湯島天神に行きました。谷保天満宮亀戸天神大宰府天満宮など、学業成就や合格祈願のお守りが大量にあったので、処分しなければとずっと思っていたのでした。

湯島天神は、受験シーズンで混んでいました。小学生くらいの集団もいて、そんなに小さい頃から頑張らなくてもいいのにな…と思いました。

古札納所は、橋(?)の下をくぐった向こう側にありました。お賽銭箱もついていました。私と同様お守りを返納しにきた人たちが結構いて、返納する際に手をあわせて拝んでいたので、私も拝みました。

敷地内に奇縁氷人石という石があります。氷人とは仲人、男女の縁をとりもつ人、という意味らしいです。縦に細長い石で、この石に迷子の名前や特徴を書いた紙を貼ることで、迷子を捜していたようです。

牛の像もありました。二体あるらしいですが、一体しか見つけられませんでした。菅原道真と牛と梅はセットのようです。頭をなでている人が多そうでしたが、自分の身体の悪いところをなでるとよくなるらしいので、どこをなでてもよさそうです。

お守りを返納したので新しいお守りを買おうかなと思いましたが、お守り売場は大混雑だったのでやめました。

人が多すぎて(^^;)という感じでした。以前母に連れられてきた時も、混んでいて疲れてしまっていたような気がします。

 

湯島天神を出て、上野の方に歩きます。

なぜか家族から上野大仏のお守りも託されてきており、仏教系のお守りを神社に返納するわけにはいかないので、直接上野大仏に行かなければならないのでした。

不忍池が見えてきたあたりで、文京区と台東区の境目の標識がありました。

上野大仏にたどり着く前に、五條天神社寛永寺の清水観音堂といった神社仏閣が目に入りましたが、キリがないので素通りします。

上野大仏は、奥の日陰になっている丘にありました。上野大仏はその顔だけが敷地の端に安置されています。関東大震災で顔と身体がバラバラになり、保管されていた身体部分も第二次大戦で持ち出されてしまったため、顔だけが現存しているらしいです。

敷地の中央には薬師如来を安置したパゴダがあり、大きく梵字など書かれていて、なんとなくエキゾチックな雰囲気でした。

 

さて、国立科学博物館の和食展や都響(都民交響楽団)の演奏会に行くか迷っていたのですが、結局両方行きました。

和食展は、一般の入場料2000円です。案外混雑していました。

水、海藻やきのこ、大根、海産物の展示や、出汁、歴史や郷土料に着目した展示がありました。卑弥呼や昔の偉人の食卓を再現したコーナーが人気のようで、人の流れが詰まっていました。

正直、ふーんという感じですたすた流しながら見てしまいました…

美術品なら、本物からしか得られない何かがあるわけで、美術館に直接足を運ぶのもわかるんですが、和食についてまとめた展示… 和食について知りたいなら自分で図鑑とか見ればよくないですか?みなさん楽しそうに展示を見てましたが、本当にそんなに興味あるんですか?と思ってしまいました。それっぽくまとめただけに見えてしまって、どう見ればいいのかよくわからなかったです。

「科学」博物館だからか、美術館とは違った感覚で不思議でした。

地球館の常設展も見ました。個人使用にとどまる写真ならOKですし、無料とは思えないほど豪華でした。系統広場できのこの部分をじっくり見るのが楽しかったです。

頭が疲れるので、1Fだけにしておきました。

 

中央の竹の台広場では三陸マルシェが開催されていました。この広場は、中央で何かイベントをやっていても横の道は空いていて、通行しやすいのがいいですね。

 

都響まで、国立西洋美術館の庭にあるロダンの彫刻などを見て時間を潰しました。

地獄の門」、「カレーの市民」、「考える人(拡大作)」といった作品がありました。「カレーの市民」についてWikipediaを見て、表現されている状況の重さが印象に残りました。

 

都響の演目は、

1.シューマン 序曲、スケルツォとフィナーレ 作品52

2.ベートーヴェン 交響曲第9番ニ短調「合唱付」 作品125

で、指揮は石川征太郎さんでした。

クラシック音楽よくわからない人間なのですが、まあまあ楽しめたかなと思います。

私は、どちらかというとシューマンの方が聞きやすかったです。第9は、第3楽章で眠くなってしまいました。第1楽章、第2楽章は暗いのに、第4楽章で急に人が変わったように明るく単純な旋律になるのはなんでなんでしょうか(不勉強で…)。100人くらいの合唱団と4人の独唱という豪華な構成でしたが、こういった声楽の構成は場合によって変わるんでしょうか。独唱の影が薄いように思えて少し残念でした。

割と前の方の席だったので、今どの楽器が演奏しているかなどわかりやすくてよかったです。

パンフレットにいろいろな演奏会のチラシが挟まっていたので、気が向いたら応募してみようと思います。

 

帰りに、JR上野駅ecuteを少し回りました。

上野は、いろいろな神社仏閣や博物館、美術館、公園などぎゅっと集中して存在していて、なかなか回り切れないですね。今回は、入ったことのない施設にも入れてよかったです。